腰痛の症状や原因とは?痛みを和らげる方法や予防方法を解説
腰痛
腰痛とは?
厚生労働省が行った調査によると、日本人が抱えている不調の中で、もっとも多いのが「腰痛」でした。
コロナ禍でリモートワークが増えたことから、当院にも腰痛を訴える患者さんが増えました。
身近な病気でありながら、動けなくなるほど痛むまで放置して来院される方も相当数います。
何か月も痛みが続いている方は、ご自身の身体としっかり向き合ってみましょう。
腰痛は適切に施術すれば元に戻れる黄色信号の状態、痛みが改善しても元には戻らない赤信号に近い状態があります。
黄色信号とは、ぎっくり腰などの筋筋膜性腰痛や椎間関節性腰痛を指します。
赤信号の状態とは、腰椎ヘルニアや脊柱管狭窄症、腰椎分離すべり症などを指します。
腰痛になってしまう主な原因とメカニズム
腰痛は多くの場合、腰に負担をかける生活習慣の積み重ねが原因となっています。
重いものを持ち上げる、前屈みの姿勢で支えるといった動作は、腰に大きな負担をかけてしまうので、日常的にそうした動作を行う方は、腰痛を発症しやすいです。
同様に姿勢が悪い方、イスに浅く腰かけて背もたれに寄りかかるような姿勢で長時間作業をしている方も発症しやすいです。
いずれにも共通するのが骨盤を支えるインナーマッスル(体幹の筋肉)の低下によって身体の使い方が悪くなっている点です。
腰の関節や筋肉に蓄積された負担が抗えないレベルに達すると腰痛が引き起こされます。
つまり、生活習慣を見直すことが腰痛を治すヒントとなります。
腰痛の痛みと主な症状
腰痛には、大きく分けて「急性腰痛(ぎっくり腰)」と「慢性腰痛」のふたつがあります。
ぎっくり腰(急性腰痛)は、鋭い痛みが腰の中央や片側に出現し、動き出しや立ち上がり、起き上がりに痛みが増します。
長時間の着座姿勢など特定の姿勢を維持することが困難な場合もあります。
慢性腰痛は、立っているだけで痛みに見舞われ、身体を捻る、くしゃみ、荷物の持ち上げなど、普段の生活動作で痛める場面が多くみられます。
しばしば激痛に襲われることも少なくありません。
坐骨神経沿いに痛みや痺れを伴う時は、臀部筋肉の過緊張、椎間板の損傷が見受けられます。
腰痛の対処法と注意点
急性腰痛(ぎっくり腰)を発症してしまったら、痛みを緩和するために楽な姿勢で安静にしてください。
そして、熱を持って腫れている箇所をアイシングしてください。
飲酒、運動、お風呂は、悪化を招くので控えてください。
初動は横向き(側臥位)でアイシングをして安静がベストです。
慢性腰痛は、患部に炎症がある場合と、炎症が落ち着いた後が「瘢痕形成期」といってカサブタのようになっている場合があります。
炎症が落ち着いていれば、患部を温めたり、股関節や脚のストレッチが効果的です。
ただし、急性腰痛と慢性腰痛は自己判断が難しいので、わたしたちプロにご相談ください。
正しい処置とアドバイスをさせていただきます!
腰痛の施術法、即効性のある対処法
当院では、腰痛に対して「ハイボルト」という、即効性が期待できる高周波機器を使用した、検査と施術をしています。
ハイボルトには次のような効果が期待できます。
①患部の炎症を抑える
②神経の興奮を抑え、神経痛を抑える
③骨格を支えているインナーマッスル(体幹の筋肉)の一時的な活性化と安定
ハイボルトの検査で認められた症状は、継続的な使用によって改善の余地があります。
ヘルニアや狭窄症、分離すべり症などの不可逆性疾患は、それぞれに適した施術で対応し、内臓由来が疑われる内科的疾患は医療機関での検査をおすすめしています。
また、骨の変形による症状でも、検査の結果、当院で改善できる場合もありますのでご相談ください。
整体が向いている腰痛
当院の場合、ハイボルトにより筋肉、神経の検査を行い、姿勢矯正、骨盤矯正により骨格を検査しています。
姿勢矯正や骨盤矯正の検査で症状の改善が期待できるものは、整体が向いています。
ハイボルト検査で筋肉、神経の問題が改善しても、根本的な問題が不良姿勢や骨盤の傾きである場合、症状が戻ってしまうことがあります。
そこで当院はただのマッサージではなく、身体の症状やお悩み、患者さんのご要望に沿った改善のためにオーダーメイドの施術、矯正プランをご提示できるよう、丁寧なカウンセリングと検査を心がけております。
長年つらい思いをしている方、なかなか改善しない方、お気軽にご相談ください!
腰痛に関するQ&A
Q. 腰痛によく効くストレッチ方法は何ですか?
A. 緊張した筋肉をほぐすストレッチが有効的です。
筋肉の緊張が和らぎ、可動域が広がり、腰椎への負担を軽減できます。
「腸腰筋のストレッチ」や「脊柱起立筋のストレッチ」がおすすめです。
Q. 腰痛の原因は何ですか?
A. 腰痛の原因は様々ですが、最も一般的な原因としては、筋肉や靭帯の緊張、椎間板ヘルニア・坐骨神経痛・脊柱管狭窄症などが考えられます。
まず、身体の状態を確認し、根本原因を見極め、症状改善を図りますので、ぜひ一度ご来院ください。
Q. 腰痛になったのですがお風呂は入れますか?
A. 38~40度のぬるめのお湯をいれ、みぞおちぐらいまで浸かるようにしましょう。
おすすめの入浴時間は、20~30分程度です。
Q. 腰痛の改善には腹筋を鍛えればいいと聞いたのですが、本当ですか?
A. 改善の効果は期待できます。
腹筋が低下することで、姿勢不良になり、腰痛の原因になりえることがあります。
腹筋を鍛えることで、正しい姿勢になり、脊柱や関節への負荷を均等に分散し、腰部の安定性を向上させることができます。
Q. ぎっくり腰を再発しないためにはどのようなことに気をつけて生活すればよいですか?
A. 「座り続ける時間を減らす」「お風呂で身体を温める」「普段から運動を行う」を意識して生活しましょう。
Q. 腰痛の施術を受けるときどのような服装で行けばよいですか?
A. 動きやすい服装でお越しいただければと思います。